相即寺は、天文15年(1546) 忍誉上人が開創した、東京八王子市の陣馬街道筋にある浄土宗の寺院です。
江戸時代には徳川幕府から御朱印を受け、念仏道場として多くの人々が訪れました。
境内山門左手にには地蔵堂(延命閣)があり、堂内に延命地蔵を安置し、その周囲に150躰の石の地蔵があります。
この地蔵堂は明和8年(1771)に建立され、天正年間八王子城落城時、同寺縁故の283人の戦死者の首を引取って堂内に埋葬し、その霊を供養したものです。
また、児童文学作家古世古和子氏が「家出ねこのなぞ」「ランドセルをしょったじぞうさん」など童話にも取りあげたランドセル地蔵があります。
相即寺は関東百八地蔵尊霊場百二番札所でもあります。